役所の仕事を請けるためには、「入札参加資格審査申請」という手続きが必要です。(「指名参加願」と呼ぶところもあります。俗に「業者登録」とも。)
役所と一口に言っても、国・都道府県・市区町村等は別の役所ですので、それぞれに対してこの入札参加資格審査申請をしなくてはなりません。
さらに多くの役所では「建設工事」「物品」「委託」などそれぞれ別の申請が必要となってきます。例えば、千葉県の『建設工事』と千葉県の『委託』は別の申請になります。また、『千葉県』の『建設工事』と『君津市』の『建設工事』ももちろん別の申請となります。(全国規模の大企業などは、全国の役所に申請しているわけですから、その膨大さは計り知れませんね。)
しかしながら、現在は、インターネットによる申請が中心で、事務作業はかなり軽減し、同一都道府県であれば、当該都道府県及びその都道府県下市町村が同時に申請できるようになっていますが、逆に一般の業者様にとっては入力作業はもちろん入力の手引きの読解や各自治体ごとの登録業種の違いの把握など、むしろ以前より難しくなったともいえます。
さて、晴れてこの審査を通れば、役所の各名簿(「建設工事」の名簿・「委託」の名簿等)に登載され、役所の各部署はその名簿の中から指名業者・契約業者を選定するのです。
役所以外にも、企業団、高速道路公団、土地区画整理組合・・・とさまざまな団体でこの申請が必要になる場合もあります。
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ほとんどの役所は、2年に1度定期的に受付をしています。新年度から新しい名簿でスタートできるよう前年度の後半に受付期間を持ってきています。
例えば平成28・29年度の名簿に載せるための申請受付は、平成27年度の9月~、という具合です。
受付期間も様々で、短いところでは約1か月、2か月~3か月くらいが多いです。
この定期受付の短い期間を逃すと、新年度からの名簿登載とはなりません。随時受付(申請)も可能ですが、2か月くらいは後れを取ることになるでしょう。
当事務所では、このような各所への入札参加資格審査申請手続を代行いたします。もちろん、受注しやすい登録業種の選択検討ということも行います。ぜひ当方に、専門家にお任せください!
国への入札参加資格審査申請
工事・測量等
工事競争参加資格審査の「一元受付」をインターネットで行います。(NEXCOやUR(都市再生機構)、「水資源」などの公社公団他もこの一元受付の中に入っています。)
物品・委託
物品等競争入札参加審査申請「統一資格」をインターネットで行います。
千葉県・千葉県下市町村への入札参加資格審査申請
工事・測量等・物品・委託
千葉県へは「ちば電子調達システム」によりインターネットで行います。千葉県下のほとんどの市町村へも「ちば電子調達システム」によりインターネットで一度にできるようになっています。
その他の準官公庁への入札参加資格審査申請
工事・物品・委託
君津中央病院や一部の土地区画整理組合は、「紙」申請です。
ご依頼の際は・・・
会社の業務他が分かる方がおいでください。近隣であれば当方がお伺いすることもできます。
また、次のものをご用意いただきますと、話がスムーズに進みます。
建設工事の場合
経審結果通知書、経審申請書類一式、建設業許可申請書控え一式をご用意ください。
測量等の場合
測量業者登録申請書類一式、登録番号等がわかる書類、財務に関する報告書(2期分)をご用意ください。
物品の場合
物品では、例えば、“不用品”や“古物”などの買取りの場合には許認可が必要などのことがありますが、このあたりのご相談も行います。
販売に関する許認可をお持ちならその申請書類や許可証等、代理店契約していたらその内容がわかるもの、最新決算書一式、登記事項証明書(コピーで可)をご用意ください。
委託(役務提供)の場合
委託では、例えば、“除草”や“樹木管理”などにおいては、工事業との絡みがあったり、そのほかにも必要な許認可や人の資格があったりしますが、このあたりのご相談も行います。
委託に必要な許認可をお持ちならその申請書類や許可証等、最新決算書一式、登記事項証明書(コピー可)をご用意ください。
初めて官公庁への入札参加資格申請をしたい方
当事務所では、必要な許認可の取得からICカード、パソコンの設定、札入れに関する必要書類その他技術的等指導まで行う『電子入札トータルサポート業務』を行っています。
まずはお気軽にお問い合わせください。